2012年3月29日木曜日

ここだけの話

制作日記 小平真司



明日3月30日は、いよいよ公演の日です。
そこで今までグルッポ・エマセネポー(以下エマポー)がやってきたことを、個人の目から見て書きたいと思います。

個性のやや強い7人が一つの公演をするにあたり、今日までの道のりは困難を極めました。
「よくわからない」「それでは伝わりにくい」「方向がずれている」「これだけははずせない」「それは違う気がする」「訳がわからない」」…などなど、一人一人にやりたいことがある分、スムーズに話は進みません。音楽、演出、プログラムと、何をするにもこの展開です。
そんな時必要なことはサブタイトルである『どうする?みんな』です。
エマポーメンバーはどうすれば自分が納得することができるか、妥協や人に流ながされること無く、それぞれが考えてきました。人の提案に賛成するのも、反対するのも自分が納得してからです。
その結果
「分からない」→「なるほど、分かりました。じゃあその次は…。」
「それでは伝わりにくい」→「それなら分かりやすいと思います。」
「方向がずれている」→「目先や既成概念、表面的なことにとらわれないようにします。」

「それは違う気がする」→「考え方によっては、これでいいですね。」
「これだけははずせない」→「ご理解ありがとうございます。」
「訳がわからない」→「まだ分からないけど、引き続き皆さんの話を参考に考えてみます。」
と、少なくとも自分はこのような壁にぶち当たりながらも、自分が納得するという作業を延々と繰り返してきました。おそらくメンバー全員そうだと思います。



せっかくお越しいただくお客様にも一人一人が自分にとってどうかを感じてもらうために、まずはエマポーメンバーが納得できる公演にします。公演中も自分が納得する瞬間を積み重ねたいと思います。そのための道具としてクラシック音楽とエンターテイメントワークショップは存在しています。
あくまで個人的見解です。